【レポート】8月17日(木)板橋グリーンホール 18時半

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8月17日(木)板橋グリーンホール 18時半
「PURE-PLUM ガンバRay メモリアル2023」
観衆87人



1、続・迷勝負数え歌~夏の陣~ シングルマッチ 15分1本勝負
○KAZUKI(6分35秒、浮き輪が外れる)米山香織●
※通常のプロレスルールに加え、体に付けた浮き輪が完全に外れると負けとなる特別ルールで行った。

後楽園大会から6日後、7年目のPURE-Jは板橋大会からスタート。
“夏の陣”と銘打たれたKAZUKIと米山香織のシングル対決に、
KAZUKIは大きな浮き輪を2つ持参してリングイン。
「なんかドーナツ食べたくなる…」とつぶやく米山に対し、
KAZUKIは「夏真っ盛りだからね。浮き輪を着けて試合しようよ」と提案。
米山は「夏っぽい!」と2つ返事で快諾し、
通常ルールのほか浮き輪が取れたら負けとなる特別ルールが決定する。
浮き輪の上からだと打撃のダメージを与えらない普段とは違う様相の攻防は、
ロープを使って米山の浮き輪を外すことに成功したKAZUKIが勝利。



2、6人タッグマッチ 20分1本勝負
○中森華子&谷もも&神姫楽ミサ(15分2秒、片エビ固め)AKARI&久令愛●&チェリー
※シャイニングフラワー

第2試合は中森華子&谷ももが、同じくピンクをイメージカラーとする神姫楽ミサを加えて出陣。
『クレアカリ』AKARI&久令愛はチェリーとトリオを結成する華やかな6人タッグマッチに。
関節技の競演で魅せるクレアカリ&チェリーに対し、
ピンクトリオは3方向を向きながら“ももざんまい”のポーズ。
久令愛が中森を相手にジャーマン、撃ち回し蹴りと攻め込んでいくも、
カウンターのハイキックからシャイニング・ウィザードを放った中森が、
最後はシャイニング・フラワーで久令愛を仕留める。








3、故・Rayさんメモリアル・スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
Leon&○小林香萌(15分59秒、ウラカン・ラナ)ライディーン鋼●&みなみ飛香

セミファイナルのRayさんメモリアルマッチではLeonと小林香萌がタッグを結成。
真琴が体調不良のため欠場となり、ライディーン鋼のパートナーとして
前月に復帰したばかりのみなみ飛香が参戦することになった。
Rayさんとのタッグ『ボラドーラスL×R』のコスチュームで登場したLeonはコーナー上に立つと
Rayさんのタオルを高々と掲げてアピールすると、
試合中もRayさんのポーズを決めながら技をつないでいく。
鋼がフライング・ニールキックから
急角度のバックドロップにつなぎ小林を追い込むも、ムーンサルトプレスは自爆。
丸め込みの応酬からウラカンラナを決めた小林が鋼から3カウントを奪ってみせた。









休憩時間明けにボリショイ代表がリングに立ち、
「プラム麻里子さんとRay選手のメモリアルという大会で、
こうしてお集まりくださり本当にありがとうございます。
お花やお菓子を持ってきてくださった方もありがとうございます。
プラム麻里子さんは私とずっと一緒に試合をしたり全国を回ってました。
突然のお別れになってすごくつらかったこともあったんですが、
プラムさんはいつも私たちを見守ってくれてると思って、私は闘ってきました。
そして、ともに闘ってきたRay選手も病気を患って、
ずっと一緒に音楽をやったりしてきたんですけど、たくさんの思い出があります。
こうして皆さんと1年に1回でも集まって偲べるということは本当に幸せなことだなと思っています」とあいさつ。
「今日は(山本)小鉄さんと亜利弥’選手のことも一緒に偲んで歌っていきたいと思うんですけど、
Ray選手の唯一のオリジナル曲『Day Break』を献歌として、
Ray選手の歌声と一緒に聞いて頂きたいなと思っています」と話し、歌い上げる。

4、故・プラム麻里子さんメモリアル・オンリーギブアップバトルロイヤル 時間無制限
○チェリー(10分8秒、さくらんぼ狩り)AKARI●
[退場順]Leon→ライディーン鋼→中森華子→久令愛→谷もも→KAZUKI→宮崎有妃&米山香織

メインイベントのプラム麻里子さんメモリアルマッチは、
PURE-Jの7人に米山香織・宮崎有妃・チェリーを加えた
10選手参加によるオンリーギブアップルールでのバトルロイヤル。
ストレッチプラム、ヒザ十字固め、フィッシュ・ストレッチ・スリーパーと
プラムさんの得意技が次々と繰り出されて選手が脱落していくと、最後に残ったのはAKARIとチェリー。
AKARIの足関節技をすり抜けたチェリーが『さくらんぼ狩り』でギブアップを奪い優勝すると、
「サブミッション(関節技)クイーンのプラム麻里子さんが
得意としていたバトルロイヤルで
優勝できて本当に嬉しいです!今日はありがとうございました!」と笑顔を見せた。






★Leon&小林香萌

Leon
「マッスル対決で後楽園で闘ったばっかりだけど、闘っても隣りにいてもすごく頼もしくて。
メチャメチャ楽しかったです。しかも香萌が鋼から取ってくれて私も嬉しいですね」

小林
「もう、ちょっと必死すぎて記憶ないんですけど…確実に鋼さんから勝ったっていう自覚はあるので!
セコンド見たら中森華子がね、付いてくれてたんですよ。こないだ後楽園でも言ったと思うんですけど
“ベルトを狙ってるのがPURE-Jの選手だけじゃないぞ”と。
そんな気持ちをちょっと目線で中森華子に送ってみたんですけど、伝わってるといいな」

Leon「そこんとこはライバルだね。闘っても組んでも刺激的な後輩がいるから、私ももっともっと強くなれます」

━━Rayさんのメモリアルマッチに初参加となるが。

小林
「デビューしてホント間もない頃にすごいお世話になっていて。Rayさんが体操教室とかもやってたんですよ。
私も器械体操やってたのでアシスタントで呼んでもらったりとか、自主興行にも呼んで頂いたりとか、
若手の頃を構築してくれた先輩の1人なので私の中ではホントに偉大な大先輩ですね」

Leon
「よくRayちゃんも香萌ちゃんが若手の頃、
“すごく頑張ってて運動神経も良くて、いい子なんですよ”って聞いてたから。
Rayちゃんのメモリアルの試合で
組めて勝てたことが嬉しいです。Rayちゃんも見守ってて喜んでくれてると思います」

小林「嬉しいです(笑)」

★みなみ飛香

「復帰4戦目なんですけど、いきなりこんな他団体さんですごい方々に囲まれて緊張したんですけど…(苦笑)
Rayさんには小学生の時からずっとお世話になってて、代打とはいえ出れて良かったなと思います」

━━Rayさんが亡くなられた時はプロレスから離れていたが、ニュースを聞いて驚いた?
「驚いたどころじゃなくて、なんか今もちょっと現実味ないぐらい
“またすぐ会えるんじゃないかな”って思うような…いまだに追いつけてない感じです」

━━思い出に残るエピソードなど。
「アイスリボンの前に我闘姑娘(ガトークーニャン)だった時に、ロープワークのタイムを競うんですよ。
私ロープワークはメチャクチャ得意で、Rayさんにだけ勝てなかったっていう思い出が残ってて。
勝ち逃げされた感じで終わってしまったので、それが1番悔しい思い出です(笑)」