【レポート】7月26日(日)名古屋・クラブダイアモンドホール 13:00

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JWPが1年ぶりの名古屋大会を開催。入場式では瑛凛がマイクを持ち「初めてという方も多いと思うんですけども、昨年11月に入団しました瑛凛で~す! JWPにとっても1年ぶりの名古屋大会なので、全選手すっごい気合いが入ってます!」と元気よくあいさつ。

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第1試合ではキャリアに勝る矢子がJWP初参戦となる真利杏(まりあん/スポルディーバ所属)を押さえ込んでフォール勝ち。

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第2試合では瑛凛の丸め込みの連続攻撃を凌いだ鋼が、カウンターのラリアットを叩き込んで快勝した。

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春山は引退ロードとして同期のKAZUKIと激戦を展開。2発目のダイビング・ギロチンで勝利した春山は「私はバリバリで引退していくので、あなたに負けることはもうないと思います。“勝ち”のまま引退していきます」と宣言。KAZUKIは「いやいや、ちょっと待って! 私は毎試合、負けるつもりでリングに上がってないんですよ。なので勝ち逃げはさせません!」と売店でのポートレートの売り上げ対決を迫って会場を笑わせる。

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セミファイナルのJWP純血タッグマッチでは、ボリショイのピコニー・スマッシュのアシストを受けた中森が、中島の側頭部に強烈な回し蹴りを叩き込んで激勝。マイクを持った中森は「よっしゃ勝ったぞーっ!! 中島安里紗に3年ぶりに勝ちました!」と叫ぶと、8・16後楽園で未定となっていた紫雷美央のパートナーに名乗りを上げる。中島は「上等だよ。受けて立ってやるよ。自分の格をよく考えろ」と返答。中森は「いいんじゃない?それで。華子がいるからこのカードは華やかになったんだよ! 私が勝って残酷プリンセスになりたいと思います」と意気込みを述べた。

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メインイベントのタッグ2冠戦は4人が入り乱れる展開から、幸子にホイップされてLeonに絡みついたチサコが電光石火のウラカンラナで3カウントを奪取。2度目のJWPタッグ王座戴冠となった十文字姉妹は、涙を見せながら喜びを語った。

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以下、各選手のコメント

★メインイベント後のマイク
チサコ「皆さん、チャンピオンになりましたよ!(会場から拍手)チャンピオンになって幸子がケガして返上して、復帰をして…ここまでやってこれたのは皆さんが応援してきてくれたからだと思います(涙)。幸子もありがとう。チャンピオンになれたのは、今日は素直に嬉しいです。JWPのタッグの名を汚さないようにちゃんと防衛をしてですね、最多の防衛記録も十文字姉妹が超えたいと思います。そして、春山さんが引退発表されましたが、自分たちは『春倉』(春山香代子&倉垣翼)絶対闘いたいと思ってます。もちろん、ベルトを懸けて闘ってほしいと願っています。私たちが頑張っていれば叶えられると思うので、絶対夢を叶えたいと思います! そして仙台でも『ラスアベ』(浜田文子&山縣優)と闘うことが決まってます。それも自分たちの夢なので。JWPのタッグチャンピオンとして、これからも十文字姉妹、輝きますので皆さん応援よろしくお願いします!」

★十文字姉妹
チサコ「けっこう厳しかったですが、やっぱり根性出して、最後助け合って勝てたので。タッグチームとしての強みが出せたんじゃないかなと思います」
幸子「自分もやられっぱなしで、もうどうしようかなと思ったんですけど、最後チサコをサポートする形で勝利につながったので良かったと思ってます」
━━2度目の戴冠になるが、今回はどんなチャンピオンになりたい?
チサコ「今度こそはタッグ屋ナンバーワンの代表として、女子プロ界タッグ屋ナンバーワンを目標に。JWPのベルトを持っていろんな団体に上がって、勝ち続けていきたいなと思います」
━━改めて春倉への思いを。
チサコ「やっぱりベルトを獲ってから言いたかったんですけど、仙台でベルトを獲ってないまま春倉への気持ちをマイクで伝えてしまったんですけど、こうやって形として残せたので。春倉は自分たちがタッグ屋として活動してきて1番最初に壁になってくれたというか…胸を貸してくれたというか、1番初めに倒したいなと思ったタッグチームなので。そのチームを倒してから、十文字姉妹のまた新たな一歩が開けるんじゃないかなと。もっともっと強くなれると自分たちは思っているので、どうか一緒に闘ってほしいです。春山さんが引退する前に」
幸子「同じです。12月で引退されてしまうので、もし自分たちが1番目指してた方と闘えなくなるっていうのは、ホントにずっと悔いが残ると思うので。こうやってベルト獲ってから、またチャンスをもらえたらと思って言いました」
━━ケガを乗り越えてのベルト奪取で、前回とは違う気持ちがある?
幸子「ベルトを獲ってこれからというときにケガをして緊急手術だったんで、ベルトを返上せざるをえなかった状態で。そのとき病室で泣いてたんですよ。チサコだけが記者会見に出て。それを今日すごい思い出してしまって…。また1からやり直しだってなったときに、でもあきらめなかったので。またこういう形でベルト獲って、見返してやろうっていう気持ちしかなかったので。自分の復帰した目標もベルトを獲ることだったんで、叶えられてすごい嬉しいです」

また、大会終了後はスポルディーバアリーナにて出張道場マッチを開催。全員が春山のコスチュームを着用してのバトルロイヤルは過去最高の10人が出場。1人ずつ選手が脱落していき、最後は中森がシャイニングウィザードから、その場飛びのギロチンドロップで瑛凛を下して優勝した。その後“誰が1番似合っていたか?”を観客の声援と拍手で決めるコンテストでも中森が優勝。春山はそのコスチュームを中森にプレゼントすることを約束した。