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亀アリーナ通信

【レポート】5月6日(火・祝) 浅草橋ヒューリックホール 14時

5月6日(火・祝)浅草橋ヒューリックホール 14時
「PURE-J MANIAX 2025」
観衆365人

PURE-J春のビッグマッチとなる1年ぶりの浅草橋大会。

入場式では選手を代表して大空ちえがマイクを持ち、
「私は引退が決まりました
世羅りさ選手とのシングルです。手足をもいででも勝ってやります!」と意気込み。

続いて欠場中の中森華子がリングに上がり、
「先月ヒザの手術を無事終えまして、もうしばらく欠場させて頂きます。
万全な状態で元気に復帰しますので、もう少しだけ待っていてください」とあいさつする。

1、(株)イーキューブ&カラオケ愛夢プレゼンツ タッグマッチ 20分1本勝負
KAZUKI&○チェリー(13分39秒、地獄へようこそ)ジェンヌ●&小林香萌

第1試合は『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&チェリーに、
復帰2戦目となるジェンヌは小林香萌とのタッグで対峙。

試合前、ジェンヌはチェリーに対し
「相変わらず悪いことしてますよね?
大阪大会で誤爆・誤爆…ホントに仲がいいんですか、あなたたち?
ビジネスタッグなんじゃないですか!?」と問いただすと、

怒ったチェリーは
「どこからどう見ても仲良しのタッグだろうが!!」と反論するも、やはり息は合わずじまい。

長身から振り下ろすチョップで
攻め込んでいくジェンヌだったが、
春夜恋から関節技に移行する
『地獄へようこそ』でチェリーがギブアップを奪ってみせた。



2、スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
●谷もも&春日萌花(17分20秒、体固め)高瀬みゆき○&長谷川美子
※ローリングストーン

第2試合はアクトレスガールズ出身の3人に
春日萌花が加わるタッグマッチで、
4ヶ月ぶりに東京での試合となる谷ももは
この日から新しくなった入場曲に乗ってリングイン。

春日、長谷川美子と3人で「ももざんまい」のポーズも決めてみせるが、
最後は高瀬みゆきが
横回転を加えての旋回式ブレーンバスターで谷を仕留める。




3、焼肉ともんじゃ一十一プレゼンツ
スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
●大空ちえ(14分18秒、片エビ固め)世羅りさ○
※羅紗鋏

第3試合では
大空ちえの強い希望による世羅りさとのシングルマッチが実現。
来年1月の引退を発表した世羅に持てる技をすべてぶつけていく大空は、
ロールスルークラッチからチエストラルへ。
しかしこれを凌いだ世羅は大空を背中に抱え上げると羅紗鋏で完勝。

右手を差し出して握手を求める世羅だが、その手を振り払う大空。
世羅は大空を無理矢理連れて、一緒に花道を引き上げていった。



休憩時間明けにボリショイ代表がヌンチャクの演武。

「皆さんこんにちは!
PURE-Jは8月11日でもうすぐ8周年になります。
これまでたくさんの人に応援して頂き、
本当にありがとうございます。
これからもPURE-Jはピュアな精神を受け継ぎ、
女子プロレスを邁進していきます。
引き続き選手への熱い応援をよろしくお願いします!」とあいさつする。

4、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[王者組]●AKARI&久令愛(14分47秒、片エビ固め)Leon○&米山香織[挑戦者組]
※第36代王者が3度目の防衛に失敗。
Leon&米山組が第37代王者となる。

セミファイナルはデイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合で、
『クレアカリ』AKARI&久令愛に、
『米Leo』Leon&米山香織が挑むキャリア19年差の同期タッグ対決。

クレアカリの同士打ちからLeonが2人まとめてスピアーでなぎ倒すと、
米山がAKARIにダイビング・セントーン。
すぐさまLeonがマッド・スプラッシュで追撃。



ペースをつかんだ米Leoが再びクレアカリを分断すると、
Leonがスピンキックからの
エアレイド・クラッシュでAKARIを仕留め、新チャンピオンに輝いた。
試合後は世羅が大空を引き連れて登場し、挑戦を表明する。


★セミファイナル後のマイク

Leon
「米Leo、ベルト獲ったぞ~っ!!
皆さんの応援のおかげです。ありがとうございます。
私たちお互いキャリア25年!2人合わせて50年!
もっともっとチャンピオンになったことで
進化して、PURE-Jを盛り上げていくぞ!!」

米山
「25周年タッグなので最低25回は防衛したいよね?
さっそくもう次の板橋あたりで
防衛戦やりたいんだけど…誰か挑戦したい人はいますかね~!?」

(世羅が大空を無理矢理連れて登場)

世羅
「おい!さっきこの小僧とシングルマッチして、
まぁまぁいい感じの仲になったのよ!
だからオマエらのベルト、挑戦してやるよな小僧!?」

大空
「(世羅の顔色をうかがいながら)
…世羅選手と一緒に勝って、ベルト獲るぞーっ…!」

米山
「ちーちゃん大丈夫!? 世羅さんに脅されてるんでしょ!?」

世羅
「なわけないだろ!
ワシには時間がないんだよ!
でも、オマエ(大空)の自信ないところとか
全部直して辞めるから。
来年の1月までワシについてこいよ小僧!言ったれ!」

大空
「今日闘って得たことすべてをぶつけて!
世羅の姉さんと一緒に勝利をつかむ~っ!!(会場から拍手)」

Leon
「5月16日、板橋でオマエたちの挑戦受けてやるよ!
挑戦してくる前に仲良くなっとけよ!

(会場のファンに)
25回防衛目指して、米Leo突っ走っていくぞ~っ!!」

5、(株)イーキューブ&カラオケ愛夢プレゼンツ
PUREーJ認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者]●ライディーン鋼(16分5秒、エビ固め)SAKI○[挑戦者]
※ラ・マヒストラルを切り返し
※第15代王者が四度目の防衛に失敗。
※SAKIが第16代王者となる。

メインイベントはライディーン鋼の持つ
PURE-J認定無差別級王座に、COLOR’SのSAKIが挑む同期対決。


鋼の巨体に手を焼きながらも
ブレーンバスターを成功させるなどパワーでも応戦するSAKI。
鋼は投げっぱなしジャーマンからライディーンボムを放つと、
とどめのムーンサルトプレスを狙うがSAKIがかわして自爆に。

しかし巨体を生かしたラ・マヒストラルで
SAKIを丸め込む鋼だったが、
これを切り返したSAKIが3カウントを奪い、PURE-Jの至宝を獲得。
試合後はPURE-Jメンバーが横一列になっての締めにSAKIも加わり、大会の幕が下ろされた。



★メインイベント後のマイク
SAKI
「鋼っちの大事なベルト…獲っちゃったもんね~っ♪
前チャンピオンの鋼っちと、
前々チャンピオンの世羅ぽんは私の大事な同期で、
大事なタッグパートナーで、これで私も胸を張って
2人の前にこれからも立ち続けるぞ~っ!!

そしてデイリースポーツのとっても偉い今野さん!
私はこんなに強くなりました。ありがとうございます。

チャンピオンになったからには
私だってPURE-Jの全選手と防衛戦をするぞーーーっ!!
いつでも準備はできてます。誰でもいいので挑戦してきてください」

(AKARIと久令愛がリングイン)

久令愛
「私が行く~!!先に行かせてよ!
ついさっきデイリースポーツ認定女子タッグ
落としたばっかりなんですけど、落ち込んでるヒマないから!
目の前にあるチャンスは必ずつかみに行く。
AKARIだってそうだよね!?
鋼さんもそうですよね?
PURE-Jの選手だったら誰でもそうじゃないですか?
だから対戦相手はなんかしらのやり方で決めますよ。

(5/16&6/29板橋はSAKIがスケジュールNGと判明すると)

7月20日の新木場大会は空いてる!?
じゃあそれまでに誰かしらが
挑戦するように決めるんで。準備しといてください」

SAKI
「私からもひとこと言わせてください。
8月11日(後楽園)は空けてます!
鋼っちが来るのも待ってるもんね~。
これから一緒にPURE-J、盛り上げていくぞーーっ!!」


以下、各選手のコメント

★SAKI

「私はチャンピオンだった鋼っちと
前チャンピオンの世羅ぽんと、
同期でありタッグパートナーであるんですけど…
2人が戴冠する姿も防衛する姿もずっと見てきて。
“この2人に自分が勝てるのってなんだろう?”って
ずっと思いながら“挑戦したいけど言っていいのか?”とか、
すごいいろんな気持ちを抱えながら
2人のチャンピオンの姿を見てきたので。

鋼っちが指名してくれてホントにメチャクチャ嬉しくて、
“どうしたら鋼に勝てるのか?”
考えて考えて…考えても答えは出ないというか。

でも2人のそばに居たからこそ
“2人にできて私にできないことはない”って、
自分を信じて今日リングに向かいました。信じて良かった~っ!!(笑)」

━━試合内容について。
「ホントに1つ1つ重たすぎて!
なんて表現していいかわかんないぐらい重たくて、
自分のやりたいこともできないぐらい強い相手だし。

自分の技では通用することはなかったんですけど、
でも考えてきたからこの結果が残せたのかなと思います」

━━PURE-Jのチャンピオンになった心境は?
「嬉しいです。
私PURE-Jさんのリング大好きなんですよ!
自分らしくいつも居させて頂いてるし
“ノビノビとしてるな”ってお客さんも見て
感じてるんじゃないかなと思ってます。だからすごい嬉しい」

━━全選手との防衛戦を希望したが。
「だってさ、世羅ぽんしてたし!
鋼っちはたまたま私に獲られちゃったけど、
たぶん鋼っちだって今日防衛してたら
それを続けてたと思うし。だったら私だってやりたいし!
鋼っちを防衛戦の相手に…みんながどうやって来てくれるのか
わかんないですけど、誰が来るのか?誰が来ても胸を張って立ち向かえる私でいます」

★Leon&米山香織

Leon
「クレアカリには去年の年末に
ベルトを獲られてたんで、リベンジの意味もあったので、
今日25周年タッグでベルトをまた巻けてすごく嬉しいです」

米山
「若い選手がチャンピオンのほうが
輝かしい未来があるふうでいい気がするんですけど…
私の目標は“還暦プロレス旗揚げ”なので、
私にも輝かしい未来が待ってるので!最低25回は防衛したいと思います(笑) 」

━━クレアカリについて。
米山
「いい選手だと思うんですけど、
“いい選手”のその上を目指したらもっとゴキゲンなんだと思います」

Leon
「AKARIにタッグで2回負けてるので、
これ以上負けるわけにもいかなかったし。絆もあって勝てて良かったです」

米山
「でもLeonは、隣りにいるのが私じゃなくても
“最高のタッグパートナーだよ!”ってみんなに言ってるんですよ!
でも私もタッグを組むと誰とでもいいチームになっちゃって、
いいタッグパートナーいっぱいいるんですけど。
よそで遊んで戻ってきた時に
“やっぱオマエだよ”みたいな感じあるので、いいかなと思います(笑)」

━━米Leoの強さの秘訣は?
米山「気を使わない」
Leon「25年以上の付き合いだからね」

米山
「アルシオンのオーディションから一緒なので、
付き合いでは26年は経ってる。
お互いの携帯番号は知りませんが通じ合ってます!」

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